神戸歯列矯正専門サイト| 舌側(歯の裏側)矯正
舌側(歯の裏側)矯正
より新しい装置による舌側(歯の裏側)矯正
舌側矯正治療とは、一般的に『リンガル矯正』『目立ちにくい矯正』とも呼ばれており、“矯正器具を歯の裏側につける”治療方法のことです。
そのため、他人に気づかれることなく矯正治療を行うことができます。
つまり「ギラギラした装置がいや」、「職業柄、矯正治療ができない」方などにお勧めな矯正治療です。
しかし、舌側矯正は表側矯正より、技術的な難易度が高いため、しっかりとした技術をもった矯正専門の歯科医院を選ぶ必要があります。
以前までの装置
より新しい装置
当院の舌側矯正装置はセルフライゲーションブラケット装置(クリッピーL)という舌側矯正専用のブラケットを使用しております。従来の装置に比べて違和感や発音等が大幅に改善され、歯の移動に伴う痛みが少なく、歯の移動がスムーズになりました。この装置により今までよりも快適に治療できるようになり、患者様に喜んで頂いております。
症例情報
- 主訴:出っ歯
- 診断名:上顎前突
- 年齢:31歳
- 治療に用いた主な装置:リンガルブラケット矯正装置・歯科矯正用アンカースクリューを使用した矯正装置
- 抜歯部位:上顎左右4番
- 治療期間:2年4か月
- 治療費:¥1,408,000(税込)
- リスク・副作用
・歯が動く際に痛みがでる場合があります。
・矯正装置が擦れて、口内炎による痛みや違和感がでることがあります。
・矯正治療後、保定装置を装着していただけないことがあると後戻りする可能性があります。
・清掃状態が悪いと虫歯や歯肉炎の原因となります。
カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート)

完全オーダーメイドでブラケットとワイヤーをつくる舌側矯正の装置です。専門の技術者がコンピュータ上で患者様の歯並びに合わせた矯正装置を設計します。設計から装置 が制作されるまで全て自動でつくられる精度の高い矯正装置です。
舌側矯正の歴史
舌側矯正治療は80年代の前半に日本及びアメリカを中心に世界中に広まりましたが、技術が難しく「ちゃんと治らない」、「期間が掛かる」、「違和感がある」、「舌が切れる」等の理由からアメリカでは衰退したようですが、アジアやヨーロッパでは広まってきています。
現在では装置や材料、技術が改善され進化したことにより、審美的に優れていることはもちろんのこと、装置が小さくなったことで違和感が格段に少なくなり、表からの矯正と変わらない仕上がりと期間の短縮が可能になっています。
神戸歯列矯正専門サイトの舌側矯正への取り組み
私は2000年の開業以来、舌側矯正治療には力を入れてまいりました。
2001年には世界的に舌側矯正の第一人者でもあるフィリオン先生の講習会に参加し、ご指導頂きました。
現在は、日本で開催されるフィリオン先生の講習会のインストラクターをしています。
尊敬するフィリオン先生と
フィリオン先生の講習会で受講生を指導している様子
フィリオン先生のオフィスにて
この時期に、日本舌側矯正学術会の会員となり、2005年より役員もしております。この会で、京都の居波先生や東大阪の布川先生、世界的にも有名な竹元先生、東京の松野先生などの先生方とも出会い、大きな財産になっています。
その他、大勢の先生からも勉強させて頂きました。定期的に海外の学会(世界舌側矯正学会、ヨーロッパ舌側矯正学会など)、研修会にも参加しています。また、先日はイタリアのスックッツォ先生のオフィス見学に行きました。
スクッツォ先生のクリニックにて
スクッツォ先生はリンガルブラケット矯正装置(STb)の開発者で、STbの「S」はスクッツォ先生の「S」です。舌側(歯の裏)から非常に上手に治されており刺激を受けました。 舌側からの矯正治療は表からの矯正治療よりも技術が難しいこともあり、日々、より新しい技術を習得するべく勉強しています。
パリ大学の矯正歯科にて
2009年3月にアルゼンチンにて世界舌側矯正学会があり、上下舌側から治療した3症例を発表し審査の上、アクティブメンバーの称号を頂きました。
※上記の矯正装置は、完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。